マイナンバーカード ちぐはぐな対応

マイナンバーカードに保険証や運転免許証の機能を搭載させ、保険証の発行の中止、運転免許証の身分証明書としての使用の禁止等、国民の生活に大きな影響を与える政策が次々と出され、嫌でもマイナンバーカードなしでは生活ができないような状況に追い込まれている。

これらの政策を出すにあたって、政府は国民は何枚ものカードを持たなくて済むことをメリットの一つに挙げているが、それは本当だろうか。

例えば、介護保険の保険証、これは未だに紙の保険証が送られてくる。
健康保険証はマイナンバーカードへ、介護保険被保険者証は保険証がプラスチックカードになる前の紙保険証(カード式の3倍くらいの大きさ)のままである。

健康保険証は全ての国民が利用するため、マイナンバーカードへ集約すれば、マイナンバーカードを申し込まざるを得ないが、介護保険の利用者は同時に健康保険の利用者でもあるので、わざわざ介護保険被保険者証をマイナンバーカードに集約しなくても、マイナンバーカードの申込には影響がないため、ほったらかしになっているものと思われる。

介護保険被保険者証もマイナンバーカードに載せれば、保険証を持ち歩かなくてもよいものを、敢えてこれをマイナンバーカードで利用することができないことからも、政府の真の狙いは、国民の利便性を考えてのことではないことは容易に想像がつく。

このような強引な政策の後に何が訪れるのか、注視していく必要がある。

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